
――駄菓子に学ぶ、満足感の仕掛けとは?
私はファミレスが意外と好きです。
特にランチタイムのちょっとしたお得感には、なぜか心惹かれてしまうのです。
高級料理よりも、むしろ駄菓子のような「安っぽいもの」に愛着を感じてしまうのは、たぶん私の性分でしょう。
駄菓子には、限られた原材料とコストの中で、いかに“子どもを満足させるか”という企業の切ない努力が詰まっていると思うのです。
たとえば、ストローで吸いにくい粉ジュース、やけに細いチョコスティック、なかなか終わらない飴…。
これらはすべて、“すぐには終わらない工夫”であり、
「少ない量でも長く楽しんでもらう」ための、小さな知恵なのです。
さて――
この発想、実はファミレスのドリンクバーにも生きています。
それがいわゆる

「氷の出すぎ問題」
です。
ジュースを注ごうとレバーを押すと、まず最初に出てくるのはガラガラと音を立てる大量の氷の粒。
しかも勢いが良すぎて、気づいたときにはコップの7割が氷ということもよくあります。
これは「氷で冷たさとボリューム感を出しつつ、飲料の量を自然に減らす」仕組みです。
まさに、駄菓子と同じ発想。
・少ない材料で満足感を生む
・飲み切るのに時間がかかる
・終わった後に「また取りに行こうかな」と思わせる
これ、子ども時代に体験した「ちょっとずつ味わうお菓子」と同じですよね。
ちなみに私は、氷が出る瞬間に手を離すタイミングを調整して、
「氷なしジュース」を注ぐ技をひそかに習得しています。
別のコップに氷だけを入れておき、必要に応じてブレンド。
ファミレスにいながら、ちょっとした研究者の気分です(笑)。
こうして見ると、ファミレスのドリンクバーはただ飲むだけの場所ではありません。
それはもう、**満足感と消費のバランスを探る“社会派ドリンク装置”**なのです。

まとめ:
駄菓子からファミレス、そして私たちの行動心理まで。
どれも「ちょっとずつ楽しませる」ことに長けた小さな仕掛け。
そんな日常の裏側を知ると、いつものドリンクバーもちょっと面白く見えてきませんか?
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