こんにちは、「鯛めし茶碗のつぶやき」へようこそ。
今回は、知る人ぞ知る“町中華のレジェンド”とも言えるお店――**「豚太郎(とんたろう)」**についてご紹介します。高知県で誕生し、なぜか愛媛県で独自の進化を遂げてしまった、不思議で愛おしい存在。
その名を初めて聞く方も、この記事を読み終える頃にはきっとこう思うはずです。
「……なんか、食べてみたいかも。」
豚太郎とは?高知発祥の町中華チェーン
「豚太郎」はもともと高知県発祥の町中華チェーン。地元では昔から根強いファンを持ち、ラーメンや定食、炒飯など、どこか懐かしく、どこかクセになる味わいが人気です。
最大の特徴はその「豚への愛情表現」。
なんと、高知の一部店舗ではラーメンの上に“トンカツ”が乗っているという驚きのメニューが存在します。こってり&ガッツリ、まさに豚へのリスペクトが爆発した一杯。
ところが愛媛県では…まさかの「ミタス信仰」?
しかし、この「豚太郎」が愛媛県に進出してから、不思議な進化を遂げることになります。
愛媛の人々は、高知のようなラーメン on トンカツのような豪快スタイルにはあまり馴染みがありません。代わりに、**スープのベースに使用される化学調味料「ミタス」**を神聖視する文化が根付き始めます。
まるで、幼い頃から“ミタスの洗礼”を受けたかのように、愛媛県民にとってはこのスープの味が「日常の中の安心感」として定着しているのです。
ミタスの持つ“カリスマ性”
全国的に見れば、松山市は地方都市として人口も多く、文化的にも成熟した地域。そんな場所でなぜか「豚太郎ラーメン」における偏った味の美学が育まれていくのは、とても面白い現象です。
これはまさに、“いびつなもの”に惹かれる人間心理の表れかもしれません。
完璧ではない。どこか古臭くて、不恰好で、体に良いとは言えない。でも、そこにしかない魅力と安心感がある。
それが、「豚太郎」という存在の本質であり、「ミタスの持つカリスマ性」なのです。
文学者も惹かれる“ブスカワ”的ラーメン
人間でもペットでも、**“ブスカワ”**と呼ばれる存在に妙な愛着を感じる人は多いもの。文学者や表現者たちが、整いすぎた美しさよりも、いびつで歪んだ個性に魅力を感じるように。
豚太郎もまた、そんな**「見た目以上の味と中毒性」**で、じわじわと人の心に染み込んでいく不思議なラーメンなのです。
まとめ|体に悪い、それでもやめられない豚太郎
もちろん、健康志向の現代において、化学調味料や揚げ物ラーメンを食べることには一定の“背徳感”があります。特にダイエット中の方にとっては天敵そのもの。
それでもなお――やめられない。
それが「豚太郎」というラーメン屋の呪縛であり、愛すべき“豚野郎”の魅力なのです。
あなたの町にもあるかもしれない、「豚太郎」。
気になった方は、ぜひ一度、そのいびつで愛おしい世界をのぞいてみてください。
【おすすめの読み方】
- 豚太郎体験記 → 【読者投稿募集中】
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