魅+夜話【愛媛あるある】豚太郎とテリトリーの話

魅+夜話(みたすやわ) まちの中華夜話

愛媛県民なら誰もが一度はお世話になったことがあるであろう「豚太郎」。

今回はちょっとした「県民あるある」をお届けします。


■ なぜか決まって“あの店”にしか行かない不思議

豚太郎は県内各地に店舗がありますが、面白いのは**「自分のテリトリーの店しか行かない」**という人が非常に多いということです。

  • 叔父夫婦は【来住町】しか行かない
  • 弟家族は【松前町】しか行かない
  • そして私は【伊予店】オンリー

これ、なぜかは説明できないんですが、**完全に“地元限定ラブ”**なんですよね。
どれだけ近くに新店舗ができても、「行ってみようか」なんて話にはなりません。


■ それぞれの“豚太郎”に魂が宿っている説

これはもう、江戸時代の**芸者遊びの「馴染みの芸奴しか呼ばない」**に近い感覚かもしれません。

あのお店の、あの味、あの雰囲気。
自分の中では「もう別の店に浮気するなんて考えられない」レベルで、“あの豚太郎”が自分の豚太郎なんです。


■ 幼い頃からの刷り込み教育…?

実はこのテリトリー意識、どうやら幼少期からの積み重ねによって形成されているようです。

家族との外食の記憶
夏祭り帰りのラーメンの味
疲れた日の餃子とライス

何度も繰り返された小さな思い出が、私たちの中に「ここが俺の場所なんだ」という感覚を刷り込んでいくのでしょう。


■ 豚太郎はただのラーメン屋にあらず

そう考えると、豚太郎というのは単なるラーメン屋ではありません。

**地域密着型の洗脳施設(いい意味で)**なのかもしれません。

知らず知らずのうちに、地域愛や家族との記憶を通じて、
我々は豚太郎に「選ばれし者」としての使命感を持たされているのです。


✍ 編集後記

豚太郎のラーメンは、味もさることながら、その背後にある“土地との記憶”が染み込んでいます。

県民しか分からないような、でもたまらなく愛しいこの感覚。

もしかすると、ラーメンとともに“人生の背景”まで味わっているのかもしれません。


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